株式会社ユニクロがグローバルで販売するボトムス商材のなかで、ラウンジボトムスというカテゴリーがあります。弊社はこのカテゴリーを日本を含むグローバルマーケットで販売する際のキャンペーンコンセプト開発とムービー&スチールアセットの企画製作にデザインで向き合いました。
このカテゴリーには、いわゆる家着的なデザインだけでなく、ちょっとそこまで出かけるワンマイルウェアとしてのコーディネートにも活用できるデザインの服もあります。そして、家に帰ってから意識的に服を着替える習慣自体がそもそも定着していないことも課題としてあったため、「これは、あなたの帰りを待つパンツ」というタグラインと、「ただいまパンツ」という商品カテゴリー名を軸に全体のストーリー設計して、「家に帰った瞬間=玄関を開けた瞬間」がムービー、スチール共通のキービジュアルにしながら、商品ベネフィットを感じられるシーンへと展開しています。
全体を通して家での時間を服がより豊かにしてくれることを、シーンやコーディネートを軸に提案しています。製作全体はHUNGRY島津氏のプロデュースで、音楽も含めてディレクターと共にオリジナルで創り上げたムービーはディレクター西川氏のシネマトグラファーとしての感性によって心地よいトーンで仕上がり、スチールアセットもその世界観と共通で仕上げています。今回、WOMEN’Sは春夏、MENSは夏のみの展開となりましたが、コンパクトな尺の中でも心地よさを感じてもらえるクリエイティブを目指しました。