STOCKMARK


ストックマーク株式会社は、自然言語処理のAIテクノロジーを用いたSaaSモデルのBtoB向けプロダクトを開発するスタートアップ企業です。弊社は約2年間にわたり、デザインでコーポレート&プロダクト領域のリブランディング(ブランド・アイデンティティデザイン)と、VMV(ヴィジョン・ミッション・ヴァリュー)の策定プロセスをサポートしました。目に見えるデザインのアウトプットだけでなく、クライアントの経営陣からマネージャー陣とコミュニケーションを重ねながら、双方が納得のいく状態に到達するまで向き合わせて頂きました。 



社会のAIに対するリテラシーは近年急速に高まっていますが、その中でも「自然言語処理」というカテゴリーがあることまでは意外と知られていませんでした。企業に蓄積された膨大なテキストデータを元に、企業が自律的に新しい価値創造ができるようになるために開発されたプロダクトA SeriesのAIテクノロジーを「言葉のAI」と定義することで、企業としてのヴィジョンとプロダクトの価値を直結させました。

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当社には元々、リスのキャラクターが存在していました。リブランディングに際しては、AI SaaSという小難しく思われてしまうプロダクト領域に対しての、ユーザーの心理的安全性を確保するためのアイコンとしてそのまま残し、新しいロゴタイプデザインとのフォルム的な相性も考慮したキャラクターデザインへとアップデートしました。ストックマークの経営陣はかなりの高学歴揃いということもあり、セミナー等でもIQの高い饒舌なプレゼンテーションを繰り広げがちなため、デザインでいかに「隙」をつくるかがポイントでした。



A news、A strategy、A salesというそれぞ異なるソリューションを提供するプロダクトの価値規定およびプロダクトステートメントの整理と合わせて、7角形のプロダクトシンボルをデザインし、今後さらに事業展開としてプロダクトを柔軟に増やしていけることも想定した、ブランドカラー設計をしました。当社が7角形というモチーフにこだわる背景には、人間がフリーハンドで描くのが最も難しい図形と言われているというストーリーがあり、AIを用いたテック企業としてのアイデンティティとして素晴らしいストーリーと言えます。これらを内包するBI(ブランド・アイデンティティ)のデザインガイドラインも作成し、中長期的に当社が活用できるところまで落とし込みました。


DESIGND:STAFF

  • TOMONORI SAITO(CREATIVE DIRECTION / ART DIRECTION / BRAND DESIGN /IDENTITY DESIGN)
  • SATOSHI NOGUCHI(GRAPHIC DESIGN)
  • AGENCY:
  • DENTSU(BUSINESS PRODUCING)
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  • DESIGN PARTNER:
  • NORTH(GRAPHIC DESIGN)
  • EDP GRAPHIC WORKS(MOTION GRAPHIC DESIGN)

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