TODOME CHA


「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす。」こんな茶摘み歌があります。狭山茶は、日本三大銘茶と言われながら今では栽培面積も生産量も少なくなってしまっている状況がありました。狭山茶の製造販売を行ってきた有限会社池乃屋園の池谷氏は、この茶摘み歌にあるように「味の狭山茶」をアピールできる新しい日本茶ブランドをつくる構想を持っていました。弊社は株式会社TETOTETOと共に、この新しい日本茶ブランドの開発と、クラウドファンディングを利用した商品発売とPRにデザインで向き合いました。



「狭山茶をもっと多くの方に知ってほしい」「狭山茶をもっと多くの方に飲んでほしい」「狭山茶をきっかけに、お茶を飲まない人が飲むようになってほしい」という想いから生まれたブランドは、その名も「とどめ茶」。「味は狭山でとどめさす。」を体現できるよう、狭山茶の味を最も実感してもらえるブレンド茶3種を中心に、お茶を飲むシーンから発想した提案形のブレンド茶6種の合計9商品のラインナップになりました。とどめと言うのにはしっかりとした裏付けがあります。徹底的に管理された土から育ついい原葉。製茶の原点、手揉み茶製法の探求。香りと旨味で個性を引き出す火入れ技術。生産者だからこそできる最高のブレンド。全てが揃ってはじめて、とどめをさす味が実現しています。

→とどめ茶 ブランドECサイト https://todome.official.ec/



とどめ茶のロゴマークは、「とどめ」という言葉のインスピレーションから、太刀筋のような流れのタイポグラフィで設計しました。ひらがなの「め」と漢字の「茶」をひとつの文字にすることで、より切れ味よくブランド名を印象付ける工夫をしています。



初期のパッケージデザインは品質管理と試してもらいやすさの観点から、ティーパックが入ったシンプルなアルミ蒸着の仕様が採用されました。ブランドカラーは、とどめ茶の鮮烈な赤いロゴを引き立てる濃茶色をベースに、品質の高さとラインナップごとの味の識別性を兼ね備えたサブブランドカラーを設計しました。当初はこのブランド全体を高級ギフト向けの商品にする構想もありましたが、高級ラインにはボトリングティーを据える形で、まずはクラウドファンディングで多くの人が知り、気軽に試して頂ける形で発売いたしました。クラウドファンディングは終了までに300%を達成し、しっかりと商品のPRにもつながりました。

→とどめ茶 クラウドファンディング(終了) https://camp-fire.jp/projects/view/464961


DESIGND:STAFF

  • TOMONORI SAITO(CREATIVE DIRECTION / ART DIRECTION / BRAND DESIGN / GRAPHIC DESIGN / PACKAGE DESIGN / WEB DIRECTION)
  • RYUSEI SAKIYAMA(ART DIRECTION / GRAPHIC DESIGN / PACKAGE DESIGN / WEB DIRECTION)
  • DESIGN PARTNER:
  • TETOTETO(CREATIVE DIRECTION / PRODUCE)
  • YU MIYAZAKI(LOGO DESIGN / GRAPHIC DESIGN)
  • GOKI INOUE(PHOTOGRAPHY)
  • ICHI(WRITING)

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