CHIE KOIKE



故 小池千枝氏は、日本に立体裁断の技術を伝え、その生涯を通じて多くのファッションデザイナーを育成し、日本のファッション業界に絶大な貢献をした人物です。弊社は2016年に小池千枝生誕100周年を記念して長野県須坂市の「小池千枝コレクション世界の民俗人形博物館」で開催された展覧会「小池千枝の軌跡?100年の情熱」の展覧会告知にデザインで向き合いました。



彼女を色で表すと情熱的なピンクであると聞きました。彼女の人生の物語を1枚のテキスタイルとして表現し、それを彼女が日本に伝えた立体裁断用のトルソーにマッピングし、その中に彼女を象徴するピンク色を織り込みました。展覧会のキービジュアルは、そのトルソーをいくつかの角度からトリミングしたビジュアルで展開し、ファッションとパッションをつなげるアイコンによってその意味を定義しました。





彼女の生きた時代背景や、その感情の変化までを、静止画のグラフィックだけで表現するには限界がありました。そこで、グラフィックデザインに時間軸を与えることができるディレクターの力を借り、展覧会で上映することはできなかったのですが、彼女の人生を表現したムービーを形にすることで、敬意を表しました。


DESIGND:STAFF

  • TOMONORI SAITO(ART DIRECTION)
  • SATOSHI NOGUCHI(GRAPHIC DESIGN)
  • NAOKI KUMAMOTO(MOTION GRAPHIC DESIGN)
  • CREATIVE AGENCY:DENTSU( COPY WRITING)
  • CREATIVE PARTNER:KOBITONOKUTSU(CG / RETOUCH)

Other Works